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田代台病院ホーム > 認知症外来  認知症治療について

さまざまな原因で脳に障害が起こり、知的機能が持続的に低下して、日常生活・社会生活に支障をきたす状態のことをいいます。

<代表的な認知症の種類>
●アルツハイマー型認知症 ●血管性認知症 ●レビー小体型認知症 ●前頭側頭型認知症

日常生活において、昼夜関係なく、下記のような症状が表れます。

記憶、認識、実行機能の障害や理解・判断力低下などのために、初期から起こる症状です。

例)
□以前の出来事を忘れる
□日付や曜日がわからなくなる
□知人や家族が分からなくなる
□簡単な料理が増える
□「あれ」「これ」「それ」が多くなる
□知人や家族が分からなくなる

 
□同じ訴えや話を繰り返す
□自分の家に帰れなくなる
□掃除や洗濯・整理整頓ができなくなる
□物の名前や言葉を思い出せない
□着替えがスムーズにできない
□短気になる、攻撃的になる
(暴言・暴力など)

 

上記に加えて性格や環境、人間関係などの要因が複雑に絡まり、付随的に起こる症状です。

例)
□徘徊する・迷子になる
□衣服を脱ごうとする
□トイレ以外の場所で排泄してしまう
□昼夜逆転の生活になる
□幻覚や妄想がひどくなる

 
□食べたことを忘れる
□入浴を拒否する
□火の不始末をする
□無気力になる
□興奮しやすくなる

 

ご家族や周囲の方々にとって、悩まされるのが「行動・心理症状」です。しかし、戸惑いや不安から本人を叱ってしまうなど、不適切な対応によって症状を誘発し、増強させるケースが多くあります。適切なケアを行うことで改善の可能性がありますので、ご相談ください。

代表的な治療法に、「薬物療法」と「非薬物療法(精神療法・作業療法等)」があります。

薬物療法
症状や状態にあわせて、成分や効能もわかりやすくご説明した上で、飲み薬を処方します。

作業療法
できること・興味のあることを行い、心身の回復や社会生活への復帰の促進を図ります。
例)懐メロを歌う⇒楽しみながら「食べる」ときに必要な口唇、舌、のどの運動を行う。

 

脳の機能や食事、入浴、排泄などの日常生活動作の回復はもちろん、「患者さんの心のケア」が大切です。思い出せない、分からないという状態は、大きな不安やストレスを伴います。また、出来事や行動、いわれたことの記憶はなくしても、感情は残るといわれています。一人の人間として尊厳を保ち、望む生活を送れるように、医療・看護・介護を提供します。

認知症と診断された場合、患者さんの心身の症状や状態、生活環境、ご家族のご希望などによってご相談の上、在宅での療養生活の支援または入院をご案内しております。詳しくは、「訪問看護について」「認知症デイ・ケア」「入院のご案内」のページをご覧ください。
<当院の治療の特徴>
●患者さん一人ひとりに合わせた看護・介護
●さまざまな専門スタッフによるチーム医療
●開院当初からの認知症医療による充実のケア
●在宅復帰をめざした地域連携によるサポート

 
comment

認知症は、決して恐れる病気ではありません。たとえ精神症状があったとしても、多くの患者さんは飲み薬などでの治療で、問題となる症状が軽減します。早く治療を始めれば、早く症状は改善します。また、精神症状が強く、入院が必要となった場合でも、ほとんどは3カ月以内に精神症状が落ち着き、ご自宅など生活の場が確保できれば退院可能になります。入院することで環境を整え、多くの専門家が関わり治療することで症状が改善するのです。患者さんを想うあまり、頑張り過ぎて疲弊してしまう前に、ぜひご相談ください。